オーストラリア生活 お金

オーストラリア生活 - 車にかかる費用

2022/2/4

こんにちは!

今年は元旦早々から怒涛の忙しさで、気が付いたらもう2月。

今月はそれ程仕事が詰まっていないので、少しゆとりを持って過ごせそうです。

昨日も仕事が早く終わったので、車の保険やRego (Registration: 日本で言うところの車検)の更新を一気に済ませる事が出来ました。

オーストラリアは日本(特に都市部)と比べるとまだまだ車社会。

東京や大阪のように電車や地下鉄の路線がそこら中に張り巡らされていて、車がなくても全く不便を感じない、なんて事は残念ながらありません。

オーストラリア生活に興味のある方々、日本のような公共交通機関を期待していたらガッカリする事になりますよ!

と言うことで、今日は「オーストラリアで車を持つと、どれ位のコストが掛かるか」を、僕の例をとって紹介してみようと思います。

保険とRego

まずは保険関係から。

オーストラリアでも日本と同じように、「強制保険」と「任意保険」があります。

まず強制保険 (CTP: compulsory third party insurance, "Green Slip"とも呼ばれる)ですが、これはいわゆる対人保険。

事故を起こして他人に怪我を負わせたり、最悪死なせてしまった場合に補償されるものです。

シドニーが属するNSW州ではこの保険無しに車両の登録 (Registration = Rego)は出来ません。

保険額はもちろん個人によって違ってきますが、今回の僕の場合$446(年額)でした。

(運転者の年齢、過去の事故や違反履歴などで保険額が変わるのは日本と同じ)

更にRegoを済ませるにはもう一つ"Pink Slip"というものも必要になります。

これは何かというと、その車が公道を走るのに必要な安全性を満たしているかのチェックで、大体どこのメカニックでもお願いすることができます。(***新車〜発売から5年以内の車はこのPink Slipは免除)

メカニックがその車をテストドライブして、基本的な安全性などをチェック。

問題無ければ料金$42(NSW州の場合)を払っておしまい。時間にして約30分程で終わります。

テスト結果はService NSWという役所のシステムに送られます。(メカニック側でするので、こちらでする事は何もなし。結果の反映もかなり早い。おそらく10分程でしょうか)

という事で、今回の僕の更新手続きは、まとめると以下の順序になります。

  1. NSW GovernmentからRego更新のお知らせが来る
  2. 近くのメカニックに電話してPink Slipの予約
  3. その間に強制保険(Green Slip)の更新料金を払う。僕は去年と同じ保険会社(NRMA)で。価格を比べたい人はGreen Slip Price Checkというサイトを利用しても良いでしょう。
  4. Service NSWのウェブサイトでCTP(強制保険)とPink Slipの結果が反映されているかチェック
  5. Rego更新の料金を払っておしまい

因みに僕のRego更新料金は$193(年額)。Toll Relief**という割引が適用され半額でした。

** 過去1年間に払った高速料金(Toll)が一定を超えた人に対する救済措置

補足:NSW州とQueensland州以外ではRego料金に強制保険料金も含まれているようです

任意保険

車両登録の更新と強制保険を済ませましたが、これは必要最低限。

車を所有 / 運転するにはやっぱりそれだけじゃ心許ない。

日本と同じように、オーストラリアでも多くのドライバーが任意保険に加入しています。

任意保険には主に下記の3つがあります。

  1. Comprehensive Insurance (対物賠償補償と自車両補償もカバーする総合自動車保険)
  2. Third Party Fire and Theft Insurance (対物賠償保険に自車両に対する火災、盗難の際の保険が付いたもの)
  3. Third Party Property Damage Insurance

僕は6年前に新車を購入してからずっと、料金的に1番高いComprehensive Insurance (総合自動車保険)に入ってきました。

ですが今年、以前もこのブログで紹介した「両学長 リベラルアーツ大学」の下記の動画を見て考えを変えました。

この動画で言われている「車両保険は不要」という所に深く共感。

ずっと何となく無駄にお金を払っている気がしていて、保険関係の見直しはしないとなぁと思っていたんですよね。

なので今年は思い切ってThird Party Fire and Theft Insuranceに変更。

火災で車が焼けるシチュエーションなんて想像できないし、最初はThird Party Property Damage Insuranceだけにしようかと思いました。

でも車の窃盗なんかは無いとは言い切れないし、料金的にもそれ程大差がなかったので結局Third Party Fire and Theft Insuranceにしました。(仮に盗られなかったとしても、窃盗犯が盗もうとして付けた傷などに対しても補償されるというのもポイント)

料金は$475(年額)で、これまでの総合自動車保険の更新料$930から一気に半額近い値下げ!!!

さて、これが吉と出るか凶と出るか。

これからは更に安全運転を心掛けよう、、、

まとめ

いかがでしたか?

まとめると今回の更新にかかったお金は以下になります。

・強制保険 $446

・Pink Slip $42

・Rego更新 $193

・任意保険 $475

合計 $1,156 (年額)

僕は同じ保険会社を6年以上使っているし、その間一度も保険の請求をしていないのでその分割引されています。

なのでこれはかなり安い例になると思います。

それにもちろん、これ以外にもガソリン代や高速代、定期点検などのコストも掛かってきます。

そう考えると、やっぱり車を所有するっていうのは安くはありませんね!!

下記記事でも書きましたが、近い将来「車を所有する」という事が経済的に見合わない行為になるのでしょう。

ただ、今現在、少なくともここオーストラリアのシドニーでは、多くの人にとって車は必需品のようです。

僕も車無しの生活なんて考えられないし、これからも今の車を大事に乗って行きたいと思います!

今回のブログがオーストラリアで車の購入を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

ではまた!!

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