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『2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ』を読んで、「少し先の未来」を考えてみた

2021/11/15

こんにちは

今回も前回に引き続き、『2030年すべてが「加速」する世界に備えよ』について思うところを書いてみようと思います。

前回は「空飛ぶ車」と「自動運転車」の部分を紹介しましたが、今回もその続きでこれから起こるであろう「交通革命」についてもう少し紹介したいと思います。

ロサンゼルスからシドニーまで30分

本書の目次の中にこの章を見た時は、さすがにすぐに目が止まりました。

なんせシドニーは、今自分が住んでいる所ですからね。

2017年、オーストラリアのアデレードで開かれた国際宇宙会議で、皆さんご存知のイーロン・マスクが

"飛行機のエコノミークラス並みの価格で「地球上どこでも1時間以内に飛んでいける」ロケットサービスの実現を約束した” (本文より)

リンクの動画を見る限り、「もしも火星に行ける程のロケットを地球で使うとどうなるか」という事をシミュレーション動画で紹介しているだけなので、"ロケットサービスの実現を約束した”のかどうかは定かではありません。(動画の40分20秒辺りから)

でも、こんな事が実現したら本当に衝撃的ですよね!!

(いつになるかは分かりませんが、いずれ実現するのでしょう)

オーストラリアと日本は時差もそれ程ないし、もし30分程で行き来できるなら、

「ちょっと日帰りで実家に帰って来る」

なんて事も可能になる。

前回のブログで触れた「空飛ぶ車」や「自動運転車」、そして従来の飛行機がロケットに置き換わった未来。

そんな未来に向けての交通革命が今まさに起きていて、「あと10年で世界は激変する」と本書には書かれています。

そんな世界がもうすぐそこまで来ているなんて、様々な可能性を想像するだけでもワクワクしてきませんか?

3Dプリンター

これ、個人的には1番興味があるんですが、それでいて今ひとつ理解できていないものでもあります。

正直、本書を読んだ後ですらまだピンとこない、、、

とにかく色んなものを「印刷」できるらしいのですが、この「印刷」とか「プリンター」という言葉のせいで、どうも従来通りの「紙に印刷」のイメージから抜けられない、、、、、、

3D●●って言ってるんですけどね (^^;;

本書によると、まず最初の3Dプリンターが登場したのが1980年代。

この時のものは見た目が悪く、スピードは遅く、プログラミングは難しく、壊れやすく、プラスチックしか印刷できなかった。

それが今日の3Dプリンターは、元素周期表をほぼ制覇していて、

“金属、ゴム、プラスチック、ガラス、コンクリート、更には細胞、皮革、チョコレートなどの有機材料まで、数百種類の材料をフルカラーで印刷できる。しかもプリントアウトできるものも高度になっている。ジェットエンジンからマンション、回路基板や義肢まで、3Dプリンターはますます短い時間で、ますます複雑な装置を生み出すようになった” (本文より)

との事ですが、分かります?(^^;

更に3Dプリンターは本質的にオンデマンドで動かせるので、在庫と在庫に伴うあらゆるコストが消滅するらしい。

これがどういう事かと言うと、印刷用の材料とプリンターそのものを置くスペース以外に必要なものがなくなるので、サプライチェーン、輸送ネットワーク、資材置き場、倉庫などが全て不要になり、これにより12兆ドル規模の製造業の在立が脅かされる程のインパクトをこの「3Dプリンティング」という1つのテクノロジーが与えている、という事らしい。

この事実だけでも破壊力は抜群ですが、本書に挙げられているその他の例も少し紹介しておきます。

  • 車のエンジン

“かつてエンジンは地球上で最も複雑な機械の一つだった。GEの最も高度なエンジンには、855個の個別に加工された部品が使われていた。それが今、3Dプリンティングによって部品の数は12に減った。おかげで重量は大幅に減少し、燃費が20%改善した” (本文より)

部品数が855個から12個??とんでもない減り方ですよね!!

  • 臓器

”2010年には世界初の3Dプリンティングによる義肢が登場した。今日では病院で大量に使用されるようになっている。(中略) 義肢に続いて、移植用臓器も登場しようとしている。2002年にウェイク・フォレスト大学の科学者は、血液を濾過し、尿を作る能力を持った世界初の人工腎臓を3Dプリンティングで作った。2010年にはバイオプリンティングを手がけるサンディエゴのオルガノボ社が、世界で初めて血管を印刷した。(中略) 2023年には3D印刷された臓器が市場に登場すると予想されるのはこのためだ”(本文より)

病気や怪我で損なわれた臓器も、将来は3Dプリンターで正確に作られた"新品”に取り替えが可能になるのでしょうか!?

  • 住居

”2014年には中国のウィンサンが、10軒の戸建て住宅を24時間以内に3D印刷した。1戸あたりの費用は5000ドル以下だ。数ヶ月後には5階建ての集合住宅を週末だけで印刷した。2017年には別の中国企業が3Dプリンティングをモジュール工法と組み合わせ、57階建ての高層ビルを19日で建てた”(本文より)

この辺りからかなり「??」になるんですよね、、、

5階建ての住宅を週末だけで「印刷」??

本当に5階建ての集合住宅が、週末のたった2日間で建つの???

安全性とかはどうなっているんだろう?

僕が個人的にこのテクノロジーに興味がある理由は、特にこの「住居」の部分なんですよね。

何と言っても、そりゃあ可能なら家欲しいですからね!!^^

前にも少し触れましたが、今のシドニーで家を買おうと思ったら、色んな事をかなり妥協しないと僕には無理です。

バカ高いローンを30年で組んで、なんて嫌だし、「そもそも何で家ってこんなに高くないとあかんねん!」ってちょっと怒り気味。

それがどうやらこのテクノロジーのお陰で、これから家は「速く、安く」建つ時代になりそうです。

個人的にこのテクノロジーは、これからも注目、勉強していきたいと思っています。

いかがでしたか?

今回もまた本書のほんの一部分しか紹介できませんでした。

他にもまだまだ色々と面白いことが書かれているので、また機会があったら続きを書きたいと思いますが、もう十分興味を持ったという方は是非ご自身で本書を読んでみて下さい!

ではまた!

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