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【日本の免税制度】海外在住者が帰国時に免税で買い物をするには?

改変された消費税免税制度

こんにちは!

先日Xに投稿した通り、2023年4月1日より、日本の消費税免税制度が変わりました。

消費税免税制度:免税要件を満たした外国人旅行者や日本人の一時帰国者に対して、家電製品、時計、食品類、化粧品類等の物品を販売する場合に、消費税を免除して購入できる制度

今回の改変の要点は「在留証明」または「戸籍の附票の写し」にて、海外に2年以上住んでいる事の確認が法制化されたこと。

で、この「在留証明」と「戸籍の附票の写し」なんですが、どちらも基本的にお役所に出向いて発行してもらうという面倒臭い書類。

例えばシドニー在住の日本人が「在留証明」を取ろうとすると

  1. 在シドニー日本国総領事館に行く(事前に予約しておいた方が良い)
  2. 必要書類を提出(これには戸籍謄(抄)本も含まれる)
  3. 手数料$13を払う(現金のみ)

といった手順を踏まなけらばいけない。(詳しくは総領事館のリンクを参照して下さい)

しかも戸籍謄(抄)本なんて、基本的に日本に住んでいる親類がいなければ取り寄せるのも難しい。

となると、後は日本帰国後に「本籍地の市区町村窓口」へ行って、戸籍の附票の写しを取るしかない。

これだってかなりの手間と時間が掛かる。

「紙の書類」が大好きな、「The 日本のお役所仕事」

ホンマに何でこんな面倒臭い、時代に逆行するようなことをするんやろう?

条件を満たしていない者が不正に制度を利用するのを防ぐ為??

それにしたって、もっと他にやり方ないの??

何かねぇ、、、

海外在住者だって、税金という面では国に貢献していないかもしれないけど、買い物を通して日本の企業だったりお店にお金を落とすことは出来る訳やし。

日本のお役所仕事

過去に同じ様に免税で買い物をしようとした時に

「パスポートにスタンプが無い」

という理由でダメだったことがありました。

その時も、自動ゲートが当たり前の時代にわざわざスタンプって、、、

と、かなりイラついた経験が。

更にはその後、コロナが落ち着きやっと帰国出来た際(2022年)には、コロナ期間中に失効してしまった運転免許証の更新(再発行)でまた一悶着。

コロナ初期に日本がやっていた「免許の更新延長手続き」が下記↓

「3ヶ月ごとに延長を申請する」というもので、日本に住む両親にも手伝ってもらい延長申請をしていました。(切手を貼った返信用封筒を同封しなければいけなかった為)

それなのに、コロナが予想以上に長引いたからか、この制度も途中で無くなってしまい、結局僕の免許証は失効してしまいました。

で、やっとロックダウンも終わり日本に帰国したので免許の更新に行くと、これがまた一筋縄ではいかない!

ここでもお決まりの「スタンプが無い」を理由に「無理です」の一点張り。

「コロナ」という明らかな理由があるのに、また講習を受けてイチから免許を取るなんて納得出来ない。

そう言うと、

「では出入国管理局に行って、記録を取って来て下さい」

とのこと。

調べてみると、これが全都道府県にある訳ではないんですね。

ただそこは日本第二の都市大阪。

大阪出入国在留管理局というのが、南港の方にあるみたい。

早速行って、記録を取って来ようと気が焦るも、また「この書類が足りない、あの書類が必要」なんてことがあったら嫌なので、まずは電話で問い合わせてみることに。

すると驚愕の事実が、、、

なんと、**記録を即日発行出来るのは東京の出入国在留管理庁だけ

**補足:今調べてみると、東京でも即日発行は出来ないと書いてある。でもこの時僕は間違いなくそう言われたし、どんだけ東京一極集中やねん!っと憤ったのを覚えている)

東京以外の人間は、開示請求書をそちらに郵送後、通常30日以内に開示決定が下されるらしい。

つまり大阪の出入国在留管理局に出向いても、開示請求書が貰えるだけで、あとはせいぜい書類の記入を手伝ってくれる程度。

開示請求書はネットからダウンロード出来るし、記入するのに助けなんて要らない。

要はこの場合、大阪の出入国在留管理局は全くの役立たずと言わざるを得ない。

限られた日本滞在の時間の中で、30日も待つなんて出来ないし、一瞬東京まで日帰りで行って書類を取って来ようかとも思いました。

でも冷静に考えたら、そんなことはアホらし過ぎる。(というか、行ってから東京でも即日発行出来ないと言われてたら、ホンマにブチギレてたやろな、、、)

「過去のシドニー⇄日本の航空券は全てPDFで残っている」

「今回のフライト72時間前のPCRテストの結果もある」

「オーストラリアの運転免許証もある」

これだけ明らかに自分が海外在住者であることがハッキリしているのに、ただ「パスポートにスタンプが無いから」ってどんな理由やねん!!

これだけ言ってやっと、門真運転免許試験場の人間を納得させることが出来ました、、、

で、実際の更新(再発行)時に書類の「失効の理由」欄に記入して下さいと頼まれた言葉が以下。

「やむを得ない理由の為」

いやもう、何なん?

最初からず〜っとコロナっていう「やむを得ない」理由でって言ってるやん!?

頼むで日本、、、

今回の免税制度の改変もそうだけど、ホンマに日本のお役所って「書類」が好きやな、、、

出入国時の自動ゲートだって、無駄なものを無駄として合理化する為に導入された物のはず。

それなのに、いざ何かの手続きをする段になって「証明にはスタンプが必要」って言われても、意味が分からない。

日本の将来を憂う声をよく耳にする昨今ですが、まずは日本の無駄なお役所仕事や仕組みを変えて行って欲しいものです。

ではまた!

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