こんにちは!
メルボルン休暇旅行ブログ第3弾は、今回の休暇のメインである熱気球体験。
「人生の100のリスト」にも載せているように、以前から熱気球には興味がありました。
ネットで調べると幾つかの会社がヒットしたので、その中からGlobal Ballooning Australiaという会社を選び予約をすることに。
こちらの会社ではメルボルン市内、Yarra Valley、Mansfieldという3つのロケーションで熱気球を飛ばしています。
これまで何度か、メルボルン市内上空を飛ぶ気球を目にしていました。
なので最初はそちらを選ぼうかと思ったのですが、ホームページを見ていると、ワイナリーの上空を飛ぶYarra Valleyコースもこれまた良い感じ!!
お値段は1人$405 (Flight only)で、朝食付きだと追加で$40。(フライト終了後、集合場所であるホテル兼ワインセラー、Balgownie Estateでのビュッフェ)
僕はホテルのビュッフェなんかに$40も払うくらいなら、どこか良い感じのカフェやレストランできちんとした朝食を食べたいと思い、Flight onlyで予約しました。
メルボルンは何度も行ったことがあるのですが、Yarra Valleyにはまだ一度も行ったことが無い。
初めての場所はテンションも上がる!
Yarra Valleyへ
車があるしホテルはどこに泊まっても良かったのですが、集合時間が朝5時15分と早い為、手っ取り早く集合場所であるBalgownie Estateを予約。
Tumutのキャンプ場からは約5時間のドライブで、夕方4時頃ホテルにチェックイン。
部屋はバルコニーがあって、スパバス付き。
と言っても特に感動するようなレベルではなく、まあ普通。
久し振りにゆっくりとお湯に浸かれたのはよかったですけどね。
料金は大人2人、2泊3日で$481。
実はチェックインする前にバルーン会社から連絡があって、僕らのフライト予定日はどうも天気が怪しいので、日にちをずらせないかと相談がありました。
2泊しかしないので、明日がダメなら明後日のチェックアウトの日しかない。
そう言うと、フライトは早朝だし9時前にはホテルに戻って来れると言うので、それだったらまあ10時のチェックアウトにも間に合うだろう。
ということで、急遽明後日に予約を変更。
宿を集合場所のホテルにしておいて本当に良かったな。
当日の朝
遂にその日がやって来ました。
気にしていた天気をiPhoneでチェックすると、どうやら今日も曇り模様。
とは言え、僕らにとっては今日がラストチャンス。
これ以上は伸ばせない。
朝5時過ぎに集合場所のロビーに行くと、すでに30人以上の人が集まっていました。
簡単に今日のスケジュールの説明を受け、トイレはここで済ませておくようにと何度も念を押して言われた後、ようやくバスに乗り込みます。
まだ日の昇らない暗闇の中、5分程で最初の打ち上げ予定地に到着。
スタッフが降りて、風などのコンディションをチェックした後、第二候補の打ち上げ地へ。
スタッフ以外誰もバスから降りなかったので詳細は分かりませんが、どうやら風が強過ぎたようです。
そこからまた5分程移動して、第二候補地に到着。
今度は皆揃ってバスから降りて、スタッフ等と共に空を見上げる。
まだ薄暗い空の中、何か小さな赤い点が光っている。
どうやらあれで、上空のコンディションを調べているらしい。
最初はドローンかと思ったのですが、聞いてみると使い捨ての小さな気球(風船)とのこと。
客のうち仲良くなった一人が、「あれは使い捨てで、回収もされないらしい」と言っていましたが、確かな所は分かりません。
気球の準備
兎にも角にも、ここから飛ばすことが決定し、スタッフが気球の準備を始めます。
バスケットは倒した状態から。
風船部分を広げて地面に伸ばします。
そこに2つの大きな扇風機をセットして、気球を膨らませていく。
ある程度膨らんだら、火も入れて、、、
膨らみ切ると共に、ゆっくりとバスケットが起き上がって来ます。
準備完了!!
遂に待望の熱気球に乗る!
いよいよ気球に乗り込みます。
バスケットは真ん中にパイロット用のスペースがあり、そこにバーナー用のボンベなども積んである。
そしてそれを囲む両サイドに2つずつ、計4区画があって、各区画には4人ずつが乗り込む。
16人+パイロット1人の計17人で、遂に空へと飛び立ちます!!
本当に「ふわり」と言う感じで浮き上がった気球。
パイロットが言うには、熱気球でコントロールできるのは上下の動きと回転だけ。
横への移動は風任せ、ということになります。
他の気球も、飛び立つ準備が出来たよう。
曇り空の雲の中、ぐんぐんと上昇して行く僕らの気球。
熱気球って、上昇と下降のスピードが結構早い!
スウッと上がって、スッと下がる、そんな印象。
アッという間に雲の上へ。
そこには息を呑むほどの別世界が拡がっていました。
そして山間から昇る朝日!!
早起きした甲斐があった!
幻想的な景色のオンパレードに、普段それ程写真を撮らない僕が撮りまくり!
僕を含め、乗客のほとんど全員がそれぞれのスマホで撮影していました。
「今まで誰かスマホを落とした人はいますか?」
そうパイロットに聞くと、
「いや、乗客では一人もいないんだけど、僕自身は2回も落としたことがあるんだよね」
「マジで?」
「しかもその内の1回は後でそのスマホを回収出来て、ダメージはあったものの壊れてはいなかったんだよ!」
そう言って笑うお兄さん。
マジで〜!?
どこかよっぽど柔らかい所に落ちたか、木か何かに引っかかってから落ちたとか、そんなことかな??
熱気球と天気
懸念だった曇り空も、雲の上に出てしまえば関係ない。
むしろ眼下に拡がる雲が、より一層景色を幻想的なものにしてくれる。
そうパイロットのお兄さんに言うと
「本当にその通り。僕もこんな景色はなかなか見ないよ」
と言ってくれました。
僕たちを喜ばせるリップサービスかもしれないけど、とにかく僕は大満足。
しかも、ある地点から急にきれいに雲が途切れ、そこから今度は緑の大地を眼下に楽しむことが出来ました!
着陸と撤収作業
興奮しまくりの1時間のフライトも、アッと言う前に終わりが近付く。
他の2つの気球はもう着陸していて、僕らが最後。
スルスルと高度を下げて行き、気が付いたら地上がもうかなり近い!
あぁ〜〜、畑に突っ込む〜、、、、、、!!
そう思っていると、「Landing position!!(着陸姿勢!!)」と言うお兄さんの大きな声。
乗船前に教わった、腰を落とし、膝を曲げる姿勢で着陸に備える。
この時だけは一区画の4人が横並びに座る形になるので、かなり窮屈。
僕の区画は全員がスマートだったのに、それでも結構な窮屈さ。
体の大きい人同士だと、多分4人横並びは厳しいやろうな、、、
そんなことを考えている間にも、地面はぐんぐん近付いて来て、畑の葉っぱにももう手が届きそう!!
畑の人、スンマセンッッ!!
そんな僕を尻目に、パイロットのお兄さんは巧みな操縦で畑をかわすッ!!
そして、間一髪の所でフェンスを少し超えた所の空き地に着陸成功!!
着陸の衝撃はほとんどありませんでした。
2名ほど英語が理解出来ていない乗客が、着陸姿勢を取らず普通に立っていましたが、それでも大丈夫だったよう。
みんなで協力して気球を畳み、ボックスに詰めて撤収完了!
また一つ夢が叶った
今回の熱気球体験。
これでまた一つ、「人生の100のリスト」の項目を達成出来た。
料金は$405と、安くはないかもしれません。
ただ、その価値は絶対にあり!!
皆さんも、興味があるのなら是非体験してみることをオススメします!
ではまた!
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