こんにちは!
2024年も残す所、あと半年。
毎回言っていることですが、時が経つのがホンマに早い!!
しかもそれは年々更に加速している感じがする。
この感覚、皆さんにもあると思います。
そしていつもどこかにある、何とも言えない焦燥感...
休みの日を1日家で過ごし、夕方に感じるあの罪悪感にも似た後悔の念...
「時間の使い方」は多くの人にとって、永遠のテーマとも言える課題ではないでしょうか?
「限りある時間の使い方」はこんな人にオススメ
「時間をもっとうまく使いたい」
この答えの無いような厄介なテーマについて、ヒントを得られる本を最近読みました。
その名も「限りある時間の使い方」(原題:Four Thousand Weeks; Time Management for Mortals)
原題にあるように、「人生はたった4000週間しかない」という出だしでこの本は始まる。
そしてそのバカみたいに短い人生を、これまでのタイムマネジメント本のように「時間を何とかしてコントロールする」ことではなく、時間が限られているという事実を直視して受け入れろ、
「その方が僕達の人生はずっと充実したものになる」
と筆者は主張する。
人生を何とかしてもっと充実させようと、多くの人が「時間をうまく使おう」と躍起になっている今の世の中。
もちろん、僕もその1人。
でも最近何となく気付いたんですよね。
そういうマインドこそが「罪悪感」や「焦り」「不安」を生み出しているんじゃないか、ってことに。
- 何をしていても何となく満足出来ず、だから「今」に没頭出来ない
- そしてその現実(今)から目を背けて、将来に根拠のない幻想を抱き続ける(延々と先延ばしを続ける)
- 漠然とした焦りや不安を感じている
上記に当てはまる人は、是非本書を一読してみて下さい。
きっと何か気付きを得ることが出来ると思います。
本書の要点
詳細は実際に本書を読んで頂きたいので、ここでは要点を少しだけ書き出してみたいと思います。
- 時間はもともと、生活が繰り広げられる舞台であり、生活そのものだった。ところが、時間はどんどん生活から切り離され、「使う」ことができるモノになった
- 時間を「使う」ようになった僕たちは、「時間をうまく使わなければ」というプレッシャーにさらされる。時間を「無駄に」すると、なんだかすごく悪いことをした気分になる
- そうやって時間の有効活用ばかりを考えていると、ものごとが思い通りに進まないと強い不安を感じるようになる
- 将来の利益の為に人生を道具化しない人たちは、現在の喜びを充分に味わうことができる
- 人生には「今」しか存在しないという真実
- ものごとには必要なだけの時間がかかるもの
- 人生とは1つ1つの問題に取り組み、それぞれに必要な時間をかけるプロセスである
簡単に言うと、
「全部できるはず」という幻想を手放して、時間を支配しようなんて無駄なことは止めろ
というのが著者の主張。
「何もかもはできない」と認めて、自分にとって本当に大切なことを意識的に選択することが大事だ、と。
そして、自分で選び取ったものごとに、かかるべき時間をきちんとかけよう、それが人生だと。
本書には「今を生きる」ことの大切さが繰り返し述べられている。
そういえば、不安や妄想って「今を生きていない」時に生まれてくるもの。
将来の心配ばかりして、「今」を犠牲にし続けている僕たちは、そのことにもっと自覚的になるべきだと思う。
そうすれば本書にもあるように、「現在の喜びを充分に味わうこと」ができるようになるだろうから。
「バカみたいに短い人生」あなたならどう過ごす?
以前読んだある本に
「『今を生きる』とは、自分にとって大切なことが何なのか分かっていること」
と書かれていました。
本書に書かれていることって、実は目新しいことはそれ程無くて、これまでも繰り返し言われて来たことが多い。
それだけ多くの人が、実はどこかで気付いていること。
「今を生きよう」なんて、自己啓発本によくあるフレーズ。
本書はそれを「人生はたった4000週間しかない」という、数字にすると意外と短そう、という所を切り口にして読者を引き込んでいる。
ちなみに4000週間とは80歳位まで生きると仮定した場合。
あなたがもし40歳だとしたら、既にその半分の2000週間しかない。
あなたなら、その限られた時間をどう過ごしたいですか?
一度立ち止まって、キチンと考えてみたい。
そんな方にオススメの本です。
ではまた!
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