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ボンダイビーチで起こったユダヤ人への銃乱射事件

こんにちは。

12月14日、シドニーのアイコン的なビーチ「ボンダイビーチ」で信じられない事件が起こりました。

ライフルで武装した2人の男(親子)が、ビーチに隣接したアーチャーパークで行われていたユダヤ教の祝祭「ハヌカ」に集っていた人々へ銃を乱射。

15人を殺害し40人近くが負傷、重体の者も複数人いる模様。

インターネットに溢れるショッキングな映像

自分は今台湾を旅行中で、シドニーとの時差は3時間。

このニュースを知ったのは21時を過ぎていたので、事件発生から5時間は経っていた事になる。

びっくりしてまずはYouTubeで調べてみると、ショッキングな映像が既に複数上がっている。

2人の男が大きなライフルで、まるで狩りでもしているかのように狙いを定めて撃ちまくっている映像。

生々しい銃声。

パニックに陥った人々の叫び声。

ほぼ一部始終を捉えた映像には、犯人のうち父親が射殺され、息子も撃たれて動かなくなるまでの過程が、まるで戦場のような生々しさで克明に映し出されていた。

結局その夜は遅くまでこの事件に関わる映像を見続け、ベッドに入ったのは夜中1時を廻っていました。

オーストラリアの銃規制

今回犯人が使用した銃は、父親が合法的に所持していた銃でした。

オーストラリアはアメリカみたいに銃規制が緩いの?

そう思った方の為に一応説明しておくと、オーストラリアの銃規制は世界的に見ても非常に厳しい部類に入る、と多くの国際報道・専門家が評価しているようです。

これは1996年、タスマニア州で発生したポート・アーサー銃乱射事件をきっかけに国民的な議論が起き、これを契機に連邦政府と各州政府が協調し全国統一の厳格な銃規制が導入されたからで、それまでは州ごとにバラつきがあり一部の州ではかなり緩い所もあったらしい。

とは言え、アメリカみたいに銃所持が権利として認められているような国とは根本的に状況が異なる。

そしてこの厳格化された銃規制は、現在まで実際に成果を上げていると評価されてきた。

そして起こった今回の事件。

早速政府は規制の見直しや強化の検討を発表しました。

銃規制は役に立たない?

これに対して一部のアメリカ人が

「やっぱり銃規制なんて役に立たない」

「オーストラリアもアメリカのように銃の所持を権利として認めるべきだ」

なんて言っているけど、な〜にを寝ボケたことを言っちゃってるんやろう、コイツらは(°o°;)

自分の国でどれだけ銃絡みの事件が起きているのか、全く自覚が無いんやろうか??

「銃自体が悪いんじゃない。悪い奴が手にするのがダメなのであって、良い奴が手にするには問題ない」

これも昔からよく聞く、銃所持賛成派の言葉。

参考:Guns don't kill people, people kill people (Wikipedia)

「良い奴」「悪い奴」っていうあまりに大雑把な分け方もツッコミどころが満載やし、その「良い奴」だって銃を持つことで豹変する可能性はある。

色々な意見があるのは分かるけど、実際に日本のような規制の厳しい国とアメリカのような銃社会の国を比べれば、銃規制の効果は一目瞭然だと思う。

宗教は人を救う?

今回の事件では、何人かの人が素手で犯人に立ち向かった。

一番最初に銃を持った犯人に気付いたカップルは、男性の方が犯人の父親の方に立ち向かい銃を奪う映像が、たまたま通りかかった車のダッシュカメラに映っていた。

そして痛ましいことに、その2人が最初の犠牲者になってしまった。

それからもう1人。

この人は車の影から犯人に近付き、隙を見て飛び掛かり銃を奪うことに成功。

そしてその銃を犯人に向けるも発砲はせず、警察に間違って撃たれないよう手を上げた後、銃を木に立てかけた。

その時に離れた所にいた犯人の息子の方に狙撃されたようで、肩を負傷。

幸い命に別状は無く、病院で治療を受けている。

そしてこの映像がインターネットに出回ると、人々から賞賛が湧き上がる。

「なんてヒーローだ!」

「彼こそ真のオーストラリア人だ!」

SNSのコメント欄には彼にまつわる様々な憶測も流れ、「アル=アハメド」というイスラム系の名前だったことに対して

「彼はムスリムではない。レバノン出身で、マロン派キリスト教徒である」

など事実と異なるコメントが溢れ出す。

更にはイスラエルのネタニヤフ首相まで「勇敢なユダヤ人が犯人に立ち向かった」とコメント。(後に訂正)

宗教って本当に何なんやろう?

本来、人を救うものじゃないの??

人を救うよりもむしろ、人を殺している方が多い気がする。

これからオーストラリアはどう変わっていくんだろう

「少しは落ち着きを取り戻してきたけど、まだ空気が重い」

事件後、ボンダイに住む友人に連絡すると、そんな答えが返ってきた。

ボンダイは僕自身も何年か住んでいた場所。

事件が起こった場所にも何回も行っている。

あの場所でまさかこんな事件が起こるなんて、いまだにちょっと信じられない。

万博の仕事も無事に終わり、今は台湾を旅しているけど、年明け2月にまたオーストラリアに戻る。

一体現地はどんな感じなんやろう?

事件後SNSには本当に様々な映像が上がっているけど、実際のところを自分の目で見て、肌で感じるまでは分からない。

これからも、オーストラリアの事をブログに書いていこうと思います。

ではまた。

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P.S. このブログを書いている最中に、今度は台北で刃物を使った無差別殺人事件が発生。

身近でこんな事件が立て続けに起こるなんて、ほんまに一体どうなってるんやろう……

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