こんにちは!
9月に入り、ここシドニーもすっかり春の陽気。
毎年この辺りから仕事も一気に忙しくなり、アッと言う間に年末、というのがいつものパターン。
逆に7〜8月はヒマだったので、家でゆっくりする時間が増えました。
で、最近よく目にするのが「ワーホリの現実」とか「ワーホリは甘くない」とかいったタイトルのニュースや動画。
ワーホリは最高?それともそんなに甘くない??
下記のニュースも
ワーホリ稼げるはずが「甘くない」 日本の若者がオーストラリアで困窮 炊き出しに列
という何やら不穏なタイトル。
ほんの少し前までは
「オーストラリアは稼げる」
「ワーホリに行って日本の3倍以上稼ぐ若者たち」
「オーストラリアで出稼ぎ」
なんていうニュースや動画が溢れていたのに。
ではこの短期間で何か事情が急変したのか?
こちらに長く住んでいる自分の感覚では、そんなことは感じません。
「オーストラリアは物価が高いので、稼げても生活が苦しい」
なんていうコメントも見ますが、そもそもオーストラリアの物価が高いのはもう随分前からで、今に始まった事ではない。
だから少し前までの「オーストラリアで稼ぎまくっている人たち」に関する動画を見た時も、違和感のあるものが多かった。
「月収が$8,000あるので月に$6,000は貯金している」
みたいなことを聞いても、そらよっぽど切り詰めないと無理やで!と思っていました。
食費とかめちゃくちゃ切り詰めて、家は一部屋に何人も住むタコ部屋みたいな所。
仮にシドニーで月$2,000で暮らそうと思ったら、それでも厳しいかもしれない。
参考記事↓
そもそもニュースって...
そもそもこういうニュースって、取材対象を選定して作っているから、どうしても一部を切り取ったものになってしまう。
「ワーホリ」
と一言で言ったって、稼げている人もいればそうでない人もいる。
上記の動画では一応稼げている人も取り上げているので、その点はまだ良い。
でもまだ多くの動画が、一部を切り取った偏った内容になっていることを認識しておいて欲しい。
ワーホリの心得
ではワーホリに来て、現地の炊き出しに並ばないようにするにはどうすれば良いか。
ここではワーホリに限らず、「海外で生活する際の基本的な心得」について私見を述べたいと思います。
まずは皆さんも第一に考えるであろう、言葉について。
上記の動画内でも、自分で思っていた以上に語学力が足りていなかった、というコメントがあります。
語学については過去記事でも書いた通り、まずはとにかくリスニング力です。
こちらの話す辿々しい英語でも、ネイティブはそれなりに理解してくれます。
でもこちらの方で相手の言っていることが全く理解できなかったら、そりゃ当然会話は成り立ちませんよね。
上記の動画でも、その典型的な例が示されています。
なので、海外生活を考えるならまずはリスニング力を鍛えること、これを改めて強調したいと思います。
で、具体的な勉強方法ですが、これは過去記事に書いてありますので読んでみて下さい。
僕はNHKの英語講座「ドラマで学ぶ英会話」みたいなやつで学びましたが、今なら選択肢はもっと色々とあるでしょう。
とにかく繰り返し聞く、これに尽きます。
次は経験とスキルについて。
ワーホリに関しては30歳以下という、基本的に若者を対象としたビザなので、ここが不十分な若者が海外に来て仕事を得ようとしてもハナからちょっと無理がある。
とは言え、仮に22歳で大学を出てまずは日本で社会人として5年経験を積んだとしたら。
5年必死にやって、得られるだけの経験とスキルを身に付ける。
そしてその間も英語(語学)の勉強を怠らない。
で、30歳になる前に1つの挑戦として海外に渡ってみる。
仮に失敗したとしても、20代なんてまだまだ全然挽回できるでしょう?
逆にその失敗の経験を活かすことだって出来る。
振り返ってみれば、僕が初めてワーホリでオーストラリアへ来たのも28歳の頃でした。(現地で29歳の誕生日を迎えた)
正直英語は自信なんてなかったけど、自分の専門分野での仕事には十分自信を持っていた。
これも過去記事に書いたように、日本できちんとやれる人ならば海外でだってやれるという考えは今も変わっていません。
自分の人生に責任を持つ
人それぞれ環境も違えば、考え方も違う。
ワーホリを成功させたい
と一概に言っても、その成功の定義自体人それぞれ。
大切なのは
自分はどうしたいのか
これをきちんと分かっていること。
あとは自分の人生に責任を持つ、というごく当たり前のこと。
これは要するに、自分の頭で考えて決断をし、そしてその結果に責任を持つということ。
誰のものでもない、あなた自身の人生なのだから。
最後になりますが、オーストラリアのビザ状況は常に変化しています。
例えば学生ビザに関しては、発給数をコントロールする為に申請の基準を厳格化したという話も聞きます。
オーストラリア生活を考えている方は、最低限オーストラリア移民局など、オフィシャルのウェブサイトはチェックしておきましょう。
ではまた!
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