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コロナ規制- 西オーストラリアの州境と上海のロックダウン

2022/4/19

こんにちは

2年振りのツアー仕事も無事終了し、先週から少しゆっくりと過ごしています。

それにしても今回のツアー、日程的にキツいスケジュールが度々ありました。

ある都市で公演をやった後、たった2〜3時間の睡眠で次の日にまた別の都市に移動して、その日の内にまたそこで公演をする。

いわゆる「連続公演」が何度かあり、さすがに体に感じる負担は相当なものでした。

ツアーは全10カ所を廻ったのですが、その内西オーストラリアにあるパースだけ僕は行きませんでした。

行かなかったと言うより、行けなかった。

何故なら西オーストラリア州は、ブースター(3回目のワクチン)摂取済みでないと入れないからです。

ツアーメンバーの中には、この為だけに3回目を摂取した人もいました。

僕はワクチン2回は摂取済み。

ただ、現段階で3回目を受ける気はありません。

今後もずっと「ワクチン2回”のみ”だから」という理由で仕事を失う可能性があるのでしょうか?

そうなると「仕事を失いたくないから」という理由で、自分の意に反して「半ば強制的にブースターを摂取」なんていう事態に陥ってしまうのでしょうか?

僕はそうならないと信じていますが、、、

ニュースで上海のロックダウンについての報道を見ましたが、本当に恐ろしいなと思います。

中国だけじゃなくて、世界の様々な国で行われているコロナ対策が、幾分政治的になっている部分は否めません。

ただ今回の上海のロックダウンが、中国の固執する「ゼロ・コロナ政策」から来ていて、仮に下記のウィキペディアの抜粋が本当だとしたら、こんな馬鹿げた事はない。

中国では、COVID-19発生後、「国内に新型コロナウイルスの存在を許さない(零容認=ゼロコロナ)」方針を掲げ、厳格な行動制限を伴う非常に厳しい政策を取り、2020年半ばには国内の新規感染がほぼ抑え込まれ、事実上「ゼロコロナ」に近い状況が実現させた。中国政府はこれを「政治・社会体制の勝利」としてプロパガンダに利用し、特にアメリカを筆頭とする西側先進国など他国の政府や政治体制の無策ぶりをメディアが書きたてるなどした。

ウィキペディア

2022年1月、地政学リスク分析を手掛けるコンサルティング会社、ユーラシア・グループは2022年の「十大リスク」をまとめた報告書レポートを出し、「初期のゼロコロナ政策の成功と、それを習近平党総書記の個人的な手柄にしたことで、今さら軌道修正ができなくなった。ゼロコロナ政策では今後、感染の抑制は望めず、より大規模な集団感染が発生して、もっと厳しいロックダウンが必要になる」「中国は自らの成功の犠牲」となり、出口を見つけ出すのが困難で、世界的な経済の混乱と各国の政情不安定化につながる可能性を指摘した。

ウィキペディア

「どこの国(人種)が他より優れている」とかそんな下らない事を競っている場合じゃないだろう。

ましてやそれを一人の政治家の手柄とか何とか、本当に馬鹿げてる。

家に閉じ込められ、食料さえ買いに行くことも出来ない上海の人々。

ニュースには路上に出て怒り叫ぶ人や、抗議に集まった民衆と白い防護服を着た当局者との衝突が映っていました。

いくら中国のような政治システムの国であっても、理不尽に集団を抑え込むとどうなるか。

根本的な自由に対する欲求は、世界中のどこの人間であろうが変わらない。

上海の成り行きに注意しつつ、僕がパースに制限なく行ける日はいつになるのか、、、

そんな事を考えている今日この頃でした。

ではまた

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